白鵬 異例の出稽古で稀勢の里と4勝2敗 ともに充実感漂わせる

[ 2017年3月8日 13:51 ]

稀勢の里(手前)の稽古を見つめる白鵬
Photo By スポニチ

 大相撲春場所(12日初日、エディオンアリーナ大阪)で5場所ぶりの優勝を狙う横綱・白鵬(31=宮城野部屋)が8日、大阪市港区の田子ノ浦部屋への出稽古で、新横綱・稀勢の里(30=田子ノ浦部屋)と胸を合わせた。

 白鵬は15年7月の名古屋場所の前に田子ノ浦部屋への出稽古で当時大関だった稀勢の里と稽古をしているが、横綱同士での稽古はもちろん初めて。稀勢の里と高安の稽古の後にまずは高安と8番取って7勝1敗。その後、稀勢の里を促して横綱同士の稽古が実現した。最初の一番は稀勢の里が押し出しで勝ち、2番目は白鵬が寄り切り。3番目に稀勢の里が再び押し出したが、4番目以降は白鵬の3連勝。白鵬の4勝2敗で終えた。

 1月の初場所で白鵬は高安に敗れており、宮城野親方に「高安とやりたい」と直訴して出稽古が実現。稀勢の里が左目上を負傷しているため当初は横綱同士の稽古をする予定はなかったようだが、高安と相撲を取っているのを見て急きょ、稽古を行った。

 白鵬は「いい稽古をしたと思う」と納得の表情。稀勢の里も「(白鵬との稽古は)準備をしていた。いい稽古になった」と話した。

続きを表示

2017年3月8日のニュース