稀勢、目の上裂傷で流血 数針縫うも「痛みほぼゼロ」

[ 2017年3月6日 13:54 ]

稽古中、左目の上に裂傷を負い、顔をしかめる稀勢の里
Photo By 共同

 大相撲春場所(12日初日・エディオンアリーナ大阪)に臨む新横綱稀勢の里は6日、大阪市港区の田子ノ浦部屋での稽古中に左目の上に裂傷を負い、数針を縫った。稽古を切り上げた横綱は「大丈夫。けがのうちに入らない。痛みはほぼゼロ」と笑顔を見せ、7日以降も稽古を続ける考えを示した。

 稀勢の里は出稽古に来た関脇琴奨菊、平幕の嘉風と申し合い。嘉風との2番目の手合わせで、相手の頭がぶつかったもよう。血は胸にまで飛散した。顔をしかめた横綱は応急手当ての後、病院で治療した。4年前にも出稽古に来た横綱日馬富士との相撲で、同じ箇所を裂傷したことがある。

 2場所連続優勝に向けては、上り調子の様子。「だいぶ体が動いている。体も仕上がってきた。かなり当たれている」と声は明るかった。

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2017年3月6日のニュース