糸満市出身の大城が単独首位 父のために地元で初Vを

[ 2017年3月3日 05:30 ]

女子ゴルフツアー ダイキン・オーキッド・レディース第1日 ( 2017年3月2日    沖縄県南城市 琉球ゴルフ倶楽部=6617ヤード、パー72 )

8番、ティーショットを打つ大城さつき
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 沖縄県糸満市出身の27歳、大城が自身初の首位発進を決めた。インから出て残り160ヤードの第2打を6Iでピン2メートルに付けた12番を皮切りに4バーディーを奪った。「ダイキンが一番勝ちたい試合です」。小学生時代に初めてプロの試合を観戦し、ボランティアを務めたこともあるなじみの大会でのツアー初優勝を見据えた。

 昨季の賞金ランクは65位。最終予選会も52位にとどまり今季の主戦場はステップアップ・ツアー。初シード獲得をにらみオフには森田理香子、松森彩夏らと宮崎で計3回合宿し、体幹を中心に鍛えた。「飛距離も10〜20ヤード伸びたし、強い風の中でもアドレスが取れないということもない。球も安定した」と効果を実感するラウンドになった。

 糸満市に住む父・良雄さん(76)は脳梗塞を患い12年から車いす生活。「見られるのはこの大会だけ。日曜日(最終日)のスタートは見に来てくれると言っているので頑張りたい」。親孝行の思いも込めて残り3日間に臨む。

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2017年3月3日のニュース