貴乃花親方 稀勢の里は「風格が出てきている 自分の弟子のことのようにうれしい」

[ 2017年3月3日 19:51 ]

 大相撲の貴乃花一門後援会の激励会が3日、大阪市内で行われ、貴乃花、立浪の各部屋の親方、力士ら約350人が出席した。貴乃花親方(元横綱)が大阪担当部長だった当時に後援会が発足しており、同親方は「部屋だけでなく、一門や志の近い親方も見守っていただいて、ありがたい」と大阪で3度目の激励会開催を感謝した。

 現在は巡業部長の貴乃花親方は、巡業で稀勢の里に指導してきただけに「一相撲人」として稀勢の里の横綱昇進を喜んでいる。「地位が人をつくるとはよく言ったもの。テレビのニュースで見て、彼は風格が出てきている」と見ており「大阪で新横綱というのは、担当(部長)をしていただけに、自分の弟子のことのようにうれしい」と話した。

 貴乃花親方の現役時代は国民的横綱だったが、稀勢の里もどこか似たところがある。「(横綱に昇進するまでに)これだけ全国民に期待された大関は珍しい。しこ名の通り、稀(まれ)に見る存在」。相撲に対する愚直な態度には大いに共感するところがある。今後については「このまま突き進めばいい。(番付が)一つ上がったからにはという気持ちでやってもらいたい」と期待していた。

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2017年3月3日のニュース