元琴欧洲独立、鳴戸部屋復活へ 欧州出身初の師匠 3月中にも承認

[ 2017年3月2日 07:44 ]

元大関・琴欧洲の鳴戸親方
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 大相撲の元大関・琴欧洲の鳴戸親方(34=本名安藤カロヤン)が所属する佐渡ケ嶽部屋から独立し、4月から自らの部屋を設立することが1日、日本相撲協会関係者の話で分かった。今月中の協会理事会で承認される方向で、ブルガリア出身の鳴戸親方は欧州出身初の師匠となる。外国出身では3人目。

 鳴戸親方は2002年九州場所で初土俵を踏み、06年初場所で欧州出身初の大関に昇進した。2メートルを超える長身を生かして優勝1度を記録。14年春場所で現役引退し、部屋付きの親方として後進を指導していた。現役時代に日本人女性と結婚して、14年1月に日本国籍を取得した。

 名称は「鳴戸部屋」で13年12月の消滅から復活する。同部屋は新横綱・稀勢の里が入門時から所属し現在は田子ノ浦部屋に変更されている。鳴戸親方は東京都墨田区内での仮住まいから始め、内弟子は現在1人。既にブルガリア人の入門希望者もおり、5月の夏場所前に新弟子検査を受検予定だという。

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2017年3月2日のニュース