風に苦しんだ高梨 3大会連続メダル「先輩たちに助けられた」

[ 2017年2月27日 03:13 ]

ノルディックスキー世界選手権ジャンプ混合団体 ( 2017年2月26日    フィンランド・ラハティ )

3大会連続の表彰台となった3位の日本チーム(左から)竹内、伊東、高梨、伊藤
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 混合団体で、日本が銅メダルを獲得した。世界選手権で初採用された2013年に、今回と同じ4人が出場し金メダル、前回の15年には葛西、竹内、伊藤、高梨で銅メダルを獲得したのに続いての銅メダル。今回は風に苦しんだ中での3大会連続の表彰台となった。

 2回とも強い追い風のため90メートル、89・5メートルと苦しんだ高梨は「なかなか飛距離が出なくて足を引っ張ってしまったんですけど、強い先輩たちに助けられてメダルが取れてうれしい。感謝しきれないです」と、個人の銅に続いてのメダルに笑顔を見せた。

 1回目95メートル、2回目も93・5メートルと安定したジャンプを見せた伊藤は「今シーズンはラハティで2つのメダルを取ることを目標にしていたので、うれしいです」と語り「1年後(の平昌五輪)に向かってもっとトレーニングをしたい」と気合を込めていた。

 また、個人戦では振るわなかった男子の竹内は89メートル、92メートルを飛び「練習からいいジャンプが続いていたし、そこそこ安定したジャンプができた」と語り、最後のジャンパーとなった伊東は2回目に96・5メートルの大ジャンプを決め「前の3人が貯金を作ってくれたので気楽に飛べた。できることは出し切れた」としながら「最低限の目標としていたメダルを取れた。心からすごく喜べるわけじゃないが正直ほっとした」と語った。

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