沙羅3位 世界選手権初Vならず「またやってしまった」伊藤が2位

[ 2017年2月25日 02:01 ]

2本目のジャンプを終え、成績が出るのを待つ高梨
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 ノルディックスキーの世界選手権第3日が24日(日本時間25日未明)にフィンランドのラハティで行われ、ジャンプ女子個人で高梨沙羅(20=クラレ)は98メートル、95メートルの251・1点で3位となり、初の世界選手権制覇はならなかった。伊藤有希(22=土屋ホーム)は1回目97メートル、2回目96・5メートルの252・6点で2位に入った。

 高梨はW杯では通算4度目の総合優勝を決め、歴代最多タイの53勝目を挙げているものの、世界選手権はこれまで11年が6位、13年が2位、15年が4位でソチ五輪も4位。今回も3位で、頂点はまたもお預けとなった。

 今回が5度目の出場となった伊藤は、今季はW杯で初勝利を含めて4勝を上げており、15年に続く2大会連続の銀メダルとなった。岩渕香里(23=北野建設)は11位、勢藤優花(20=北海道メディカルスポーツ専門学校)は14位だった。

 ソチ冬季五輪金メダリストのカリーナ・フォクト (25=ドイツ)が98・5メートル、96・5メートルの254・6点で世界選手権2連覇を達成した。

 ▼高梨の話 1本目はまずまずいいジャンプが飛べた感触はあったが、2本目で少し力みすぎてしまった。またやってしまったという感じ。情けない気持ちでいっぱい。大きな試合に合わせていく力が自分には足りない。

 ▼伊藤の話 伊藤有希の話 ずっと目指してやってきた試合で、メダルが取れたのはすごくうれしい。内容的にも今季一番満足のいくものだった。いつもと同じように試合に臨むことができた。自分の今のベストは尽くせたと思う。

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