野球、ソフトなど追加種目の仮設に約57億円

[ 2017年2月24日 12:10 ]

 2020年東京五輪・パラリンピックの地方会場の費用負担問題で、大会組織委員会が追加種目として実施する野球・ソフトボールの横浜スタジアム(横浜市)とサーフィンの釣ケ崎海岸(千葉県一宮町)の仮設施設整備費を約57億3千万円と試算していることが24日、関係者への取材で分かった。

 東京都外で会場となる6道県、13施設の仮設整備費の試算は約495億円に膨らんだ。野球・ソフトボールの一部を実施する福島県の試算は含まれていない。

 昨年12月の国際オリンピック委員会(IOC)理事会で会場が承認された追加種目は試算が遅れていたが、関係者によると、内訳は野球・ソフトボールの主会場となる横浜スタジアムが約29億8千万円、サーフィンの釣ケ崎海岸が約27億5千万円。輸送や警備の運営費を合わせた開催経費はまだ試算中だが、関係者は「(13施設の)総額で1700億円は超えるだろう」と述べた。

 東京都の小池百合子知事は都外も含めた仮設施設の費用負担受け入れの意向を表明しており、今後の国や都、組織委と開催自治体の4者による協議が注目される。(共同)

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2017年2月24日のニュース