璃花子 大会新2発!世界メダルで種目絞る 専門バタと自由形

[ 2017年2月20日 05:30 ]

競泳 コナミオープン最終日 ( 2017年2月19日    東京辰巳国際水泳場 )

女子100メートル自由形 54秒69の大会新で優勝した池江璃花子=東京辰巳国際水泳場
Photo By 共同

 女子エースの池江璃花子(16=ルネサンス亀戸)が50メートルバタフライを25秒71、100メートル自由形を54秒69でともに大会新記録で制し、前日の2種目と合わせて今大会4冠に輝いた。男子200メートルバタフライはリオ五輪銀メダリストの坂井聖人(21=早大)が1分54秒72の大会新記録で優勝し、瀬戸大也(22=JSS毛呂山)は1分58秒29で7位。男子100メートル平泳ぎは200メートル平泳ぎの世界記録を持つ渡辺一平(19=早大)が59秒99で制した。

 決勝最初の種目となった50メートルバタフライで優勝した池江は、その10分後の100メートル自由形にも登場。過酷な条件でレースに臨んでも、国内での定位置を譲ることはなかった。「体力的にきつくても、こういうところでしっかり結果を残していかないといけない」。4月の日本選手権(愛知)に向けた調整期ながら、気を緩めず全力投球。50メートルバタフライは「浮き上がりが良かった」と自身の日本記録に0秒21まで迫る好タイムをマークし笑みがこぼれた。

 世界を見据えて種目を絞った。1月末の東京都選手権では200メートル個人メドレーに出場してリオ五輪5位相当のタイムを叩き出したが、今大会はエントリーしたものの棄権。7月の世界選手権(ハンガリー)は専門のバタフライと自由形に照準を合わせ、選考会となる日本選手権に臨む。それでも、リレーを合わせればタフな日程に変わりはない。「どんどんチャレンジして強化して体力つけていきたらいい」と意欲十分。メダルなしに終わった夢舞台からステップアップするため、まずは世界大会での表彰台を狙う。

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2017年2月20日のニュース