高梨沙羅 歴代最多タイ53勝目 逆転で決めた!伊藤とワンツー

[ 2017年2月16日 17:29 ]

高梨沙羅
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 平昌冬季五輪のテスト大会を兼ねたノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ女子は16日、平昌で個人第18戦(HS=109メートル)が行われ、総合優勝を決めている高梨沙羅(20=クラレ)が99・5メートル、97メートルの合計215・1点で優勝。男子のグレゴア・シュリーレンツァウアー(27=オーストラリア)が持つ歴代最多の53勝に並んだ。

 伊藤有希(22=土屋ホーム)が213・6点で2位。、前日15日の第17戦に続き、日本勢ワンツーフィニッシュを飾った。

 前日の個人第17戦でスキーの日本人最多となる2季連続4度目の総合優勝を決めたものの、2位に終わり悔しさを隠さなかった高梨。仕切り直しとなったこの日は反省を糧に安定した飛行を披露。強風の舞う厳しい条件ながら、1本目に99・5メートルを飛び2位につけると、2本目で97メートル。第14戦以来となる優勝を逆転で決め、金字塔を打ち立てた。

 高梨は「コンディションは難しかったが勝つことができてよかった。アプローチのスピード出ていなかったけど修正できて自信にもなった。世界選手権にもつなげたい」と快挙達成を振り返った。2位の伊藤は「2本目は風に助けられた。昨日よりも2本ともいいジャンプできていい大会だった。いいイメージで終われた。これからも精いっぱい努力したい」とコメントした。

 その他日本選手では、勢藤優花(19=北海道メディカルスポーツ専門学校)が5位、岩渕香里(23=北野建設)は17位だった。

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