伊藤有希 沙羅を逆転しW杯4勝目 平昌五輪に向け「まだまだ」

[ 2017年2月15日 18:33 ]

ノルディックスキーW杯ジャンプ女子個人第17戦 ( 2017年2月15日    韓国・平昌 )

<スキージャンプ女子W杯平昌大会>1回目で2位につけた伊藤有希
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 平昌冬季五輪のテスト大会を兼ねたノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ女子は15日、平昌で個人第17戦(HS=109メートル)が行われ、伊藤有希(22=土屋ホーム)が96メートル、101・5メートルの合計234・4点で逆転優勝。今季4勝目を挙げた。

 1回目の飛躍で2位の伊藤は、2回目に大ジャンプを見せ、高梨沙羅(20=クラレ)を逆転した。来年2月に開催される平昌五輪の舞台となるジャンプ台で、五輪初制覇へ弾みをつけた。

 伊藤は競技直後の英語でのインタビューで「平昌で勝ててうれしい。(2回目)踏み切りのタイミングが遅れたけど、(空中の)技術で何とかカバーできた。(五輪の舞台で)いいイメージがつかめた」と手応えを強調した。その後、「(2本目は)大きくタイミングを外したが、上位選手の中ではいい風をもらった。ついてたかなと思う。(五輪に向けては)まだまだ今のジャンプでは勝てない」と話していた。

 高梨は97・5メートル、94メートルで合計224・9点の2位も、4度目の総合優勝が決まった。

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2017年2月15日のニュース