神長やった銀!17歳W杯初表彰台「巻き込まれないのも実力」

[ 2017年2月12日 05:30 ]

女子1000メートルで2位に入った神長汐音
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 スピードスケート・ショートトラックのW杯第6戦第2日は11日、ベラルーシのミンスクで行われ、女子1000メートルで17歳の神長汐音(長野・小海高)が決勝で2位に入り、W杯で初のメダルを獲得した。日本勢のW杯個人種目の表彰台は2015年2月に女子1000メートルで2位となった酒井裕唯(保健科学グループ)以来で2季ぶり。女子3000メートルリレー準決勝で日本(伊藤、斎藤、菊池純、渡辺)は1組3着で順位決定戦に回った。

 日本ショートトラック界期待の星、神長が快挙達成だ。日本女子では珍しい1メートル64、65キロの大型スケーターはW杯初の表彰台に立ち「本当にうれしい」と満面の笑みだった。序盤はスローペースになったが「ゆっくりだったら前へ行こう」と指示通りに先頭に立ち、積極的にレースを引っ張り3着でゴールに入り、上位選手が失格となって2位に繰り上がった。準決勝は強豪の韓国選手3人と同組だったが、けん制し合った韓国選手2人が転倒する間隙(かんげき)を縫い1着を奪った。「(転倒に)巻き込まれないのも自分の実力」と強気だ。

 来年の平昌冬季五輪を見据えて「そこでしっかりと結果を出さないといけない」と慢心することはなかった。

 ◆神長 汐音(かみなが・しおね)1999年(平11)9月26日生まれ、長野県南牧村出身の17歳。ダイナミックな滑りが持ち味で、今季の全日本距離別選手権女子1500メートルで優勝。世界ジュニア選手権では同3000メートルリレーで2度の銅メダル。16年冬季ユース五輪代表。

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2017年2月12日のニュース