葛西35位…2回目進めず「悔しいを通り越してしょうがない」

[ 2017年2月12日 05:30 ]

ノルディックスキーW杯ジャンプ男子札幌大会第1日 ( 2017年2月11日 )

苦笑いで引き上げる葛西
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 ノルディックスキーのW杯ジャンプ男子札幌大会第1日は11日、札幌市の大倉山ジャンプ競技場で個人第18戦(ヒルサイズ=HS137メートル)が行われ、44歳の葛西紀明(土屋ホーム)は1回目に113・5メートルの87・4点にとどまり、上位30人による2回目に進めず、35位に終わった。日本勢は伊東大貴(雪印メグミルク)が128メートル、119・5メートルの205・6点で17位となったのが最高だった。260・2点で並んだマチェイ・コット(ポーランド)とペテル・プレブツ(スロベニア)が優勝した。

 さすがのレジェンドも風には勝てなかった。1回目。日の丸の旗が振られ、大歓声の中、葛西がスタートゲートへ。だが風が落ち着かず、ゲートを3度外れ、待たされた。ようやくゴーサインを出されたが、まさかの113・5メートルに失速。「嫌な展開だった。集中力は切れなかったが、さすがに3回はきつかった。風は上の方だけあったけど、下はなかった。悔しいを通り越して、しょうがない」とサバサバした表情だった。

 この日は1歳の愛娘・璃乃(りの)ちゃんが観戦。ところが、まさかの失速に「昨日の予選で(向かい)風の運を使っちゃったかな。いいところを見せられたら良かったけど…。風の当たり外れはある。引きずらない。残念です」と、12日の個人第19戦(札幌・大倉山)に気持ちを切り替えた。

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2017年2月12日のニュース