五輪開幕あと1年も…平昌は祭典ムードほど遠く 複雑な国民感情反映

[ 2017年2月9日 08:11 ]

1年後に向け、まだまだ工事中の平昌五輪会場
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 2018年平昌冬季五輪開幕が1年後に迫ったものの、現地は五輪モードと言うにはほど遠い印象だ。

 フィギュアスケートやスピードスケートなどの会場となる江陵市の街中を歩いても、大会開催を告知するようなポスターやフラッグなどがほとんど見当たらない。唯一存在した“五輪らしさ”はフィギュアスケート選手をかたどった道路のライトアップが1カ所あったぐらいだ。開催が3年後にもかかわらずそこかしこにエンブレムがあふれている東京とは大違いだと感じた。

 リンクなど五輪会場の主要どころは順調に完成へと近づいているように見えたが、大統領の一連の疑惑に加え、先月には五輪担当相までが逮捕された状況で、五輪に対する国民感情の複雑さを街中の雰囲気に垣間見た気がした。

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2017年2月9日のニュース