ヒート快勝で12連勝、5割未満チームの最長記録20年ぶり更新

[ 2017年2月9日 16:13 ]

ゴール下でシュートに持ち込むヒートのホワイトサイド(AP)
Photo By AP

 NBAは8日に各地で12試合を行い、ヒートは敵地ミルウォーキーでバックスを106―88(前半55―44)で下して12連勝で23勝30敗。今季ウォリアーズがマークしていたリーグ最長記録に並んだ。

 ハッサン・ホワイトサイド(27歳)が23得点、16リバウンドを稼げば、ゴラン・ドラギッチ(30歳)も17得点。今季15・5得点を記録していたディオン・ウェイターズ(25歳)が左足首を痛めて欠場したが、チーム一丸となって勝利を収めた。

 勝率5割未満のチームによるこれまでの最長連勝は、サンズが1997年3月20日から4月10日までにマークした11。ヒートはこの記録を20年ぶりに更新した。サンズはこの時27勝39敗から38勝39敗に成績をアップ。しかし最終的には40勝42敗で勝率5割には届かなかった。

 ヒートに敗れたバックスは22勝29敗。球宴の東軍先発メンバーに選出されているヤニス・アデトクンボ(22歳)は22得点をマークしたが、主力フォワードの1人、ジャバリ・パーカー(21歳)は第3Qに古傷を抱える左膝を痛めてプレー続行不能となった。

 キャバリアーズは敵地インディアナポリスでペイサーズに132―117(前半57―63)で勝って4連勝で36勝15敗。第3Qを40―12として一気に試合をひっくり返した。

 シーズン途中でホークスからトレードで移籍してきたカイル・コーバー(35歳)が3点シュートを9本中8本成功させて今季自己最多の29得点をマーク。レブロン・ジェームズ(32歳)も25得点と9アシストを稼いでチームを引っ張った。

 なおコーバーの3点シュート成功本数は1992となり、ジェイソン・キッド(元マーベリクスほか。現バックス監督)を4本上まわって歴代7位に浮上した。

 ペイサーズは29勝23敗。ポール・ジョージ(26歳)が22得点、C・J・マイルス(29歳)が23得点を挙げたものの、チームの連勝は7でストップした。

 西地区ノースウエスト首位のジャズは敵地ニューオーリンズでペリカンズを127―94(前半62―53)で退けて4連勝で34勝19敗。ジョー・ジョンソン(35歳)が6本の3点シュートなどで27得点、ジョージ・ヒル(30歳)も19得点をマークするなど、この日はベテランが奮闘して連勝記録を伸ばした。

 ペリカンズは20勝33敗。第3Qまでに21点差をつけられ、球宴に出場するアンソニー・デービス(23歳)は12得点、10リバウンドに終わった。

 リーグ全体首位のウォリアーズは地元オークランドでブルズに123―92(前半55―41)で快勝。ケビン・デュラント(28歳)が22得点、10リバウンド、クレイ・トンプソン(26歳)も28得点を挙げてチーム成績を44勝8敗とした。

 4日のキングス戦で延長の末に敗れていたウォリアーズはこれで通算138試合連続で連敗はなし。東地区のチームに対してはホームで9戦全勝とした。

 ジミー・バトラー(27歳)を右かかとの故障、ドウェイン・ウェイド(35歳)を体調不良で欠いたブルズは26勝27敗。ロードでは今季11勝16敗となった。

 <その他の成績>

スパーズ(40勝12敗)111―103 76ers(18勝34敗)、ホークス(31勝22敗)117―106ナゲッツ(23勝29敗)、ピストンズ(25勝28敗)121―102レイカーズ(18勝37敗)、ウィザーズ(31勝21敗)114―110(延長)ネッツ(9勝44敗)、クリッパーズ(32勝21敗)119―115ニックス(22勝32敗)、グリズリーズ(33勝22敗)110―91サンズ(16勝37敗)、ティンバーウルブス(20勝33敗)112―109ラプターズ(30勝22敗)、キングス(21勝32敗)108―92セルティクス(33勝19敗)

 <10日のテレビ中継>

サンダー―キャバリアーズ

WOWOWライブ 10時〜

続きを表示

この記事のフォト

2017年2月9日のニュース