小平 無敵!W杯6戦6勝「きのうの自分超えたかった」

[ 2017年1月29日 05:30 ]

スピードスケートW杯第5戦 ( 2017年1月28日    ドイツ・ベルリン )

スピードスケートW杯第5戦の女子500メートルで今季6勝目を挙げた小平奈緒
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 第2日が28日に行われ、女子500メートルで小平奈緒(30=相沢病院)が前日に続いて優勝した。37秒57の好タイムで2位に0秒71の大差をつけ、今季出場した同種目は6レース全勝となった。記録が出づらいとされる低地のベルリンで好記録を出したことで、2月の世界距離別選手権(韓国)や冬季アジア大会(北海道)での日本記録更新の期待も膨らんだ。なお、女子1500メートルに出場した高木美帆(日体大)は1分57秒72で7位だった。

 自分との戦いだった。2位に0秒71差の圧勝劇にも、小平はゴールすると首をかしげて不満そうな表情を浮かべた。「きのう(27日)の自分を超えたかった」。前日の優勝タイムに及ばず納得はしていなかった。

 スタートは「角度が良かった。いい感じで出られた」とまずまずだった。100メートルをトップの10秒43で通過。しかし、ここから伸びきれない。「冷静に考えてしまって、闘争心あふれるというよりは、動きを修正しながらのレースになった」と悔しそうに言った。

 現在の体の状態は「6、7割くらい」だといい、記録をさらに伸ばせる手応えは十分感じている。新しいスケートの刃に替えて初めてのW杯で「全く予想がつかなかった」というが、結果は想像以上。スケート靴も「自分の足になりつつある」となじんできた。

 500メートルでは13年11月に米国・ソルトレークシティーの高速リンクで37秒29の日本記録をマークした。あれから3年超。記録が出づらいとされる低地のベルリンで、27日には自らの日本記録に0秒14差の37秒43を出した。30歳になって円熟味を増している。

 バンクーバー、ソチの両五輪で女子500メートルを連覇し、今大会不在だった李相花(イサンファ)(韓国)らが登場してくれば、自身の“ギア”もさらに一段上げられるとの確信もある。勝負となるのは2月、平昌冬季五輪と同じ舞台で行われる世界距離別選手権だ。「隣で刃の音が聞こえれば、力の出し具合も変わってくる。凄い楽しみ」と、ハイレベルな“直接対決”を待ち望んだ。

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