奈紗 米初陣予選落ち…1打の重み痛感 グリーン周り強化で次こそ

[ 2017年1月29日 05:30 ]

米女子ゴルフツアー ピュアシルク・バハマ・クラシック第2日 ( 2017年1月27日    バハマ・パラダイス島 オーシャンクラブGC=6625ヤード、パー73 )

第2ラウンド、11番でラインを読む畑岡奈紗。通算1アンダーの80位で予選落ちした
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 米女子ゴルフツアー開幕戦の第2ラウンドが行われ、18歳の畑岡奈紗(森ビル)は5バーディー、5ボギーの73と伸ばせず、通算1アンダー、145の80位で1打届かず、本格参戦初戦で予選落ちを喫した。上原彩子(33=モスバーガー)は5バーディー、ボギーなしの68をマークし、通算8アンダーの17位で決勝ラウンドに進出した。65で回ったブリタニー・リンシカム(31=米国)が17アンダーで首位を守った。

 予選通過に一歩届かず、ホロ苦いデビュー戦となった。“本場”の厳しさに直面した畑岡は「後半はスイングがばらばらになってしまった」と技量不足を痛感していた。

 頭をかすめる予選通過ライン。「最低でも1アンダーで回らないといけない」とティーグラウンドに立った。前半のインでは3バーディー、2ボギーでスコアを1つ伸ばし予選通過ラインの通算2アンダーとした。「凄く良かった」と満足げに折り返した。しかし、後半に入ると歯車が狂いだす。1番でティーショットをバンカーに入れてボギーとし、パー3の3番では第1打をグリーン右のブッシュに入れて再び1打落とすなど、最初の4ホールで3ボギーと失速。この日は前日より2ホール多い18ホール中14ホールでパーオンと、パーオン率は改善したが、パー5の4番で3パットするなどグリーン上で苦しんだ。「グリーン周りをレベルアップできたら2、3打は少なく回れる」と反省を口にした。

 それでも持ち味の積極的なゴルフで意地は見せた。「少しでも可能性を残すために“最後の望みをかけて”という気持ちで攻めた」と最終2ホールで連続バーディーを奪ってフィニッシュ。2日間で9バーディー、8ボギーの通算1アンダー。出入りの激しい内容ながら、アンダーパーで本格参戦の初戦を終えた。

 プロの洗礼を味わった末の予選落ち。次戦は2月16日開幕のISPSハンダ女子オーストラリア・オープンだ。夢の舞台に立ったばかりの18歳は「次はベスト10。自分を信じています」としっかり前を向いた。

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2017年1月29日のニュース