セリーナ 歴代単独最多23度目4大大会制覇!姉妹対決は妹に軍配

[ 2017年1月29日 05:30 ]

全豪オープンテニス第13日女子シングルス決勝   セリーナ6―4、6―4ビーナス ( 2017年1月28日    オーストラリア・メルボルン )

全豪オープン女子シングルス決勝の前に記念撮影を行うセリーナ(右)とビーナスのウィリアムズ姉妹(AP)
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 女子シングルス決勝はセリーナ・ウィリアムズ(35)がビーナス・ウィリアムズ(36=ともに米国)との姉妹対決を制し、歴代単独最多(68年オープン化以降)となる23度目の4大大会優勝を成し遂げた。

 感傷も喜びも、全てをかみしめ、コートの中央でセリーナはビーナスとがっちり抱き合った。「彼女なしでは23回の優勝はなかった。ありがとう、ビーナス。あなたのおかげで最高の選手になることができた」。優勝スピーチでは姉への感謝の思いがあふれた。

 合計28度目、4大大会決勝では09年ウィンブルドン以来の姉妹対決だった。やりづらさもあるのか、序盤は互いにミスが目立ち、ブレークが4ゲーム続いた。ミスにいら立ったセリーナがラケットを叩き折る場面もあった。だが、8年ぶりの4大大会決勝だった姉を相手に次第に試合を支配し始め、ストレート勝ちを収めた。オフにはIT長者との婚約を発表するなど公私ともに順調そのもの。グラフ(ドイツ)と並んでいた4大大会勝利数はこれで単独トップとなり、世界1位返り咲きも決まった。

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2017年1月29日のニュース