ナダル、4大大会3年ぶり決勝進出 フェデラーと元王者対決実現

[ 2017年1月28日 05:30 ]

全豪オープンテニス第12日 ( 2017年1月27日    オーストラリア・メルボルン )

全豪オープン、死闘を制して決勝進出を決めたナダルは歓喜のガッツポーズ(AP)
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 男子シングルス準決勝で、世界ランキング9位のラファエル・ナダル(30=スペイン)が2014年全仏オープン以来の4大大会決勝進出を決めた。同15位のグリゴル・ディミトロフ(25=ブルガリア)に6―3、5―7、7―6、6―7、6―4で4時間56分の死闘を制した。29日の決勝では世界17位のロジャー・フェデラー(35=スイス)との元世界ランキング1位同士のカードが実現する。

 2本目のマッチポイントで相手のバックハンドがアウトになり、精根尽き果てたナダルはコートに突っ伏した。「また決勝に戻ってこられるなんて夢にも思わなかった。でも今ここにいることがうれしい」と喜びをかみしめた。最終セットはブレークポイントをしのぎ合うぎりぎりの展開。場内が異様な盛り上がりを見せる中、第9ゲームでついにナダルがブレークに成功した。4大大会初の決勝進出を狙うディミトロフとはくぐってきた修羅場の数が違った。生涯のライバル、フェデラーと4大大会決勝で激突するのは11年全仏オープン以来。「また決勝で戦えるのは凄く特別なこと」と語りつつも勝利の余韻に長く浸ることはなかった。

 ≪男女の単決勝者は全員30オーバー≫28日の女子シングルス決勝は36歳のビーナス、35歳のセリーナのウィリアムズ姉妹対決となっており男女決勝に残った4人全員が30歳以上となるのは1968年のオープン化以降で初めて。

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2017年1月28日のニュース