ビーナス 14年ぶり決勝進出、逆転勝ちで4大大会最年長優勝王手

[ 2017年1月26日 15:20 ]

全豪オープンテニス第11日 ( 2017年1月26日    オーストラリア・メルボルン )

全豪オープン14年ぶりの決勝進出を喜ぶビーナス・ウィリアムズ(AP)
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 女子シングルス準決勝で世界ランキング17位のビーナス・ウィリアムズ(36=米国)が、14年ぶりの決勝進出を決めた。世界35位のココ・バンダウェイ(25=米国)に6―7、6―2、6―3で逆転勝ちを収め、9年ぶりの4大大会制覇、さらに4大大会最年長優勝にも王手をかけた。

 ノーシードから勝ち上がって勢いに乗る相手に第1セットはタイブレークで競り負け、今大会で初めてセットを落とした。しかし第2セットは相手がミスを連発した第3セットで先にブレーク。パワーあふれるバンダウェイの攻撃を受け止めて反撃に出た。最終セットも第1ゲームでいきなりのブレークに成功し、5―3で迎えた相手のサービスゲームを再び破って勝負を決めた。

 「最後は何が何だか分からなくなっちゃった」と勝利の瞬間には両手で頭を抱えて驚き、くるくるっと華麗に回る“ビーナス・ターン”を決めて喜んだ。決勝では妹のS・ウィリアムズ(米国)とルチッチバロニ(クロアチア)の勝者と対戦。「彼女は凄く強い選手だけど(決勝のある)土曜日にはネットを挟んで向かい合えたらうれしい」と4大大会では09年ウィンブルドン以来となる姉妹決勝実現を望んだ。

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