【稀勢の里に聞く】「少しでも相撲の魅力を伝えていきたい」

[ 2017年1月26日 05:30 ]

稀勢の里 横綱昇進伝達式 ( 2017年1月25日 )

<稀勢の里 横綱昇進伝達式>タイを持ち上げる稀勢の里
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 ――どういう気持ちで伝達式を迎えた

 「今までお世話になった人への感謝の気持ちを持って、今日ここにやってきました」

 ――日本人の新横綱誕生は19年ぶり。そういった重圧はあったか

 「先場所の九州、初場所あたりから、気持ちの部分でも落ち着いて相撲が取れた。これからも平常心で、落ち着いた相撲を目指してやっていきたいと思いますけど」

 ――一番つらかった時期、それを乗り越えられた要因は

 「あと一番足りないという場所が何度も続きましたし、目の前で優勝が決まった相撲も何番も見てきましたし、そういうの本当に悔しかったですけど、そういうので我慢してきて本当によかったと思いますね」

 ――横綱は品格が必要だが、考える品格は

 「難しいですけど、人それぞれありますけど。自分としては見本となる、手本となる力士がそれと思ってますから。しっかり相撲道に精進していくだけだと思ってます。その結果負けたら、そう言われたら変わってくると思う」

 ――若い人が育ってきていない中で、どうなればいい

 「相撲の魅力を伝えるのも我々の仕事であり、巡業でも地域と触れ合って、そこに来る学生などに少しでも相撲の魅力を伝えていきたいと思ってます。それで少しでも相撲に興味を持ってもらって、それで相撲界に入ってもらえれば」

 ――横綱は降格がない。覚悟は

 「もちろん持ってます。そういう立場になりますので、中途半端なことはできない」

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2017年1月26日のニュース