白鵬　余裕で２敗キープ！栃煌山を瞬殺「体が動いている」

大相撲初場所１２日目 （ 2017年1月19日    両国国技館 ）

　尻上がりに調子を上げている白鵬はわずか１秒４で栃煌山を沈めた。２度目の立ち合いで成立し、前のめりになった相手を受け止め、いとも簡単に引き落として２敗をキープ。勝負が決まった瞬間はあまりに早い幕切れに本人もあっけにとられていたが、「体が動いている感じがします」と状態の良さをアピールした。

　トップの稀勢の里を１差で追走。大関の取組には動きの硬さを指摘しつつも「緊張しないのもおかしい」と心中を察する余裕も見せた。１８日に鶴竜が休場し、東の支度部屋に移動。支度部屋の一番奥に陣取り「（座り心地）いいですね」とうなずいた。

　この日は尊敬する横綱・大鵬さんの命日。「亡くなってから４年ですか。早いですね。昨日のように思い出します」としみじみ語り、「今日勝てて白星で良かったです」と安どの表情を浮かべていた。