【佐藤信人の目】松山 タッチさえ合えばバーディー量産

[ 2017年1月7日 05:30 ]

米男子ゴルフツアー SBSチャンピオンズ第1日 ( 2017年1月5日    米ハワイ州カパルア プランテーション・コース=7452ヤード、パー73 )

第1ラウンド、3番でティーショットを放つ松山英樹。4アンダーで7位
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 松山は約1カ月ぶりの実戦だったが、良い状態をキープしている。ピンにぴたりと付けるショットが少なかったため本人は満足していないだろうが、ドライバーもアイアンもショットは安定していた。スイングのバランスが良く、フィニッシュでクラブから手を放す場面もほとんどなかった。

 バーディーパットがなかなか決まらなかったのは、グリーンのコンディションが影響したのではないか。D・ジョンソンが「これまでで一番重い」と話したように、今年のプランテーション・コースのグリーンは例年よりソフトに仕上がっており、多くの選手がパットをショートしていた。

 松山もカップに届かないパットが多かった。ただストローク自体は好調時と変わらず良かったし、タッチさえ合ってくればバーディーを量産できるだろう。

 第2日以降、風が吹くかどうかにもよるが、優勝するには、通算20アンダーから25アンダーが必要になると予想される。松山の4アンダー発進はその意味でも及第点と言える。(プロゴルファー)

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2017年1月7日のニュース