十種競技のイートンが引退 五輪連覇の世界記録保持者

[ 2017年1月5日 05:40 ]

 陸上男子十種競技の世界記録保持者でロンドン、リオデジャネイロ両五輪で2連覇を果たしたアシュトン・イートン(28)=米国=が4日、自身の公式サイトやツイッターで現役引退を表明した。「十種競技にすべてをささげ、やれることはすべてやった。競技を離れ、新しいことを始める時が来た」などとコメントを寄せた。

 優勝者が「キング・オブ・アスリート」の称号を得る男子十種競技でイートンは短距離や跳躍系の種目を得意とし、2015年の世界選手権では9045点の世界新記録で2連覇を達成した。昨夏のリオ五輪では五輪タイ記録の8893点で史上3人目の2大会連続金メダル獲得。12年の世界室内選手権では七種競技でも世界記録を樹立した。

 妻で女子七種競技のリオ五輪銅メダリスト、ブリアンヌ・タイセンイートン(カナダ)も同時に引退を表明した。

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2017年1月5日のニュース