富士通2年ぶり日本一 3TDで圧倒!QBキャメロンMVP

[ 2017年1月4日 05:30 ]

アメリカンフットボール 日本選手権「第70回ライスボウル」   富士通30―13関学大 ( 2017年1月3日    東京ドーム )

<富士通・関西学院>第2Q、富士通QBのコービー・キャメロンは2本目のタッチダウンパスを成功させる
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 社会人代表の富士通が学生代表の関学大を30―13で下し、2年ぶり2度目の日本一に輝いた。富士通は序盤から主導権を握り、3TDパスを通すなどして相手を圧倒したQBキャメロンが最優秀選手に選ばれた。ライスボウルが1984年に社会人と学生の王者同士で争う日本選手権となってからは34度目。対戦成績は社会人が8連勝で22勝12敗となった。

 きれいな弧を描いたパスがさえわたった。富士通のQBキャメロンが3つのTDパスを通し、チームを2度目の日本一に導いた。MVPにも選ばれ「一番楽しかった」と開口一番、日本語で喜びを爆発。「MVPのトロフィーはチームのトロフィー。オフェンスライン陣が素晴らしく、彼らのおかげで楽に仕事をさせてもらった」と仲間への賛辞も忘れなかった。

 2つのFGで6―0とリードして迎えた第1Q終盤、エースWR中村への30ヤードTDパスを成功させると、第2Qにも中村への51ヤードTDパスを決めて完全に試合を支配した。第3Qでは相手にTDを許した約1分後、WR福井への37ヤードのパスで加点し、相手の追い上げムードをかき消した。

 2014年に加入したキャメロンは、米国の強豪ルイジアナ工科大でプレーし、NFLパンサーズのトレーニングキャンプにも参加した“本物”だ。2年前のライスボウルは右肩の負傷で欠場したが、満を持しての大舞台で3万3000観衆を魅了し「2年前はさびしかった。だから、よりハードなプレーを心掛けてきた」と満足げだった。

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2017年1月4日のニュース