青学大が総合力でリード 早大逆転は6区で追いつくことが条件

[ 2017年1月3日 07:00 ]

第93回箱根駅伝

3区でトップに立った青学大・秋山はガッツポーズで平塚中継所に向かう
Photo By 代表撮影

 【金哲彦の目】最終的には2位早大との差は33秒に縮まったが、青学大にとっては十分想定内だろう。昨年までと違って今年は故障者も多く、往路は苦戦を予想する人も多かったが、やはり総合力では他校より一枚も二枚も上だった。特別速い選手や神野のようなスペシャリストはいないが、初めて箱根を走った1区梶谷、4区森田、5区貞永がブレーキを起こすこともなく、いずれも安定した走りで往路Vに貢献した。誰が出ても一定のレベルで走ることができるのが青学大の最大の強みで、いわゆる中間層の厚さとそこから選手を選び出す原監督の確かな目がチームを支えている。

 対する早大は5区の安井が頑張り、箱根の山を上り切って下りに入ったところで一気に青学大と差を詰めた。上りから下りへの切り替えがうまくいかなかった貞永とは対照的で、経験の差が出た感じだ。ただ、青学大は復路にも有力選手をそろえており、早大が逆転するためにはまず6区で追いつくことが絶対条件。下りに入ってから追いつくことは難しいので、平たんと上りがしばらく続くスタート直後に一気に差を詰め、下りに入る時点では並走に持ち込んでいること。逆に青学大としてはリードしたまま山を下れば総合3連覇に大きく前進するだろう。(駅伝マラソン解説者)

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