帝京大8連覇に課題…天理大に苦戦 岩出監督「ぬるかった」

[ 2017年1月3日 05:30 ]

ラグビー全国大学選手権準決勝   帝京大42―24天理大 ( 2017年1月2日    秩父宮 )

<帝京大・天理大>天理大にスクラムを押し込まれる帝京大FW陣
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 8連覇を前にした重圧なのか。帝京大フィフティーンの動きは、試合序盤から硬かった。天理大を分析した上で選択した「ワイドにボールを回して攻める」(SO松田=4年)戦法は、最初から相手のスライドディフェンスの餌食となり、機能せず。途中から絶対の自信を持つFW陣の近場への攻撃中心に切り替えたが、前半終了間際までスコアは7―5のまま。近年の準決勝ではかつてない苦しい40分間だった。

 ハーフタイム、岩出雅之監督も、かつてない異変に気づいた。「選手の顔を見たらぬるかった。ハングリーな表情ではなかった」。14―5での折り返し。決して十分なリードとは言えない。それなのにフィフティーンに漂う生半可な空気。指揮官は「僕も風邪をひいているくらいのぬるさなので」とフォローを入れたが、常日頃から試合、練習、私生活に至るまで「厳しさ」を求める中での異例の事態だった。

 後半は6分にCTB矢富(3年)が高速ステップを駆使して30メートルを抜け出し最初のトライ。同18分には松田が自ら持ち込むトライで35―5とし、試合の大勢を決めた。一方でその後に3トライを許し、スクラムでは試合を通じて劣勢だった。

 残り1週間で立て直せるのか。フッカー堀越(3年)は「1週間ではなく、1年間やってきたことを出し切りたい」と言った。王者の底力を見せつける。新日鉄釜石も、神戸製鋼も成し遂げられなかったV8のために。

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