青学大 弱気!?“サンキュー指数”39%「楽には勝てない」

[ 2016年12月30日 05:30 ]

第93回箱根駅伝   来年1月2日往路、3日復路

監督会議を終え笑顔を見せる青学大・原監督
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 復路重視で偉業に挑む。来年1月2、3日に行われる第93回箱根駅伝の区間エントリーが29日、発表され、3連覇と大学駅伝3冠を狙う青学大は田村和希(3年)、下田裕太(3年)ら主力を補欠に回した。3連覇&3冠に加え、今大会9度目の指揮となることから「サンキュー大作戦」を掲げる原晋監督(49)はいつになく弱気で、現在の「サンキュー指数」は39%止まり。山上りの5区を含む往路は耐えて、復路に勝負を懸ける。

 いつも陽気な指揮官の表情が少し曇っていた。「ハッピー大作戦」と銘打った16年大会は、区間エントリー時の「ハッピー指数」は95%に達していたが、この日は「サンキュー指数」を39%とした。「いろいろとあるんですよ。故障者も出ているし、楽に勝てる大会じゃないんです」。1万メートルチーム最速の田村、2月の東京マラソンで日本人2位と好走した下田については「しっかり調子が上がってきた」と話したが、他のメンバーにアクシデントが発生したもようだ。

 2年連続で山上りの5区を担った神野大地(現コニカミノルタ)が卒業。往路圧勝からの逃げ切りを計算できたここ2年と違い、今大会は復路重視で臨む。花の2区にエース・一色恭志(4年)、5区には貞永隆佑(3年)を起用するが往路優勝にはこだわらない。「トップから2分以内の3位以内なら」と話す指揮官は終盤が勝負どころと読む。「8、9、10区はもつれますよ。逆転してサンキュー、ありがとう!となるか、アイムソーリーとなるか…」。前回大会で区間賞を獲得した田村、下田のどちらかは復路投入の見込みだ。

 弱気なコメントはもちろん、他校をにらんだ陽動作戦の可能性もある。「ある程度は三味線を弾いておかないと。べべんべん」。箱根3連覇と、史上4校目となる出雲、全日本を合わせた大学駅伝3冠を狙う今大会は自身9度目のタクト。「今は39%だけど、復路で93%、ゴールでは139%にしたい」。レース当日のメンバー変更で誰を起用するのか。偉業達成へ、指揮官の腕の見せどころだ。

 いつも陽気な指揮官の表情が少し曇っていた。「ハッピー大作戦」と銘打った16年大会は、区間エントリー時の「ハッピー指数」は95%に達していたが、この日は「サンキュー指数」を39%とした。「いろいろとあるんですよ。故障者も出ているし、楽に勝てる大会じゃないんです」。1万メートルチーム最速の田村、2月の東京マラソンで日本人2位と好走した下田については「しっかり調子が上がってきた」と話したが、他のメンバーにアクシデントが発生したもようだ。

 2年連続で山上りの5区を担った神野大地(現コニカミノルタ)が卒業。往路圧勝からの逃げ切りを計算できたここ2年と違い、今大会は復路重視で臨む。花の2区にエース・一色恭志(4年)、5区には貞永隆佑(3年)を起用するが、往路優勝にはこだわらない。「トップから2分以内の3位以内なら」と話す指揮官は、終盤が勝負どころと読む。「8、9、10区はもつれますよ。逆転してサンキュー、ありがとう!となるか、アイムソーリーとなるか…」。前回大会で区間賞を獲得した田村、下田のどちらかは復路投入の見込みだ。

 ▼青学大の16年大会 15年12月29日の区間エントリーで補欠に回った久保が1区、田村が4区、下田が8区、渡辺が10区にレース当日のメンバー変更で登場。4人全員が区間賞を獲得し、連覇に貢献

 ▼当日のメンバー変更 往路、復路ともにレース当日のスタート70分前に受け付ける。補欠との変更は2日間で合計4人まで可能だが、区間エントリーのメンバー同士の区間変更はできない。

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2016年12月30日のニュース