尾道 トライにつなげる“美しい形”で昨年の雪辱果たす

[ 2016年12月29日 05:30 ]

第96回全国高校ラグビー第2日   尾道57―12関商工 ( 2016年12月28日    東大阪市・花園ラグビー場 )

<尾道・関商工>前半2分、尾道・村田が右中間にトライ
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 尾道がイメチェンをした。モールと速い出足の守りという従来の2本柱に加え、今年はつなぎの意識が強い。19―12の後半6分、自陣22メートルから途中出場の今西が大ゲインすると、1人を挟んでFB村田がトライ。「サポートにパスが3つつながったらトライになるという練習をしてきた」(村田)。理想通りに関商工を突き放した。

 後ろから次々フォローが入る美しい形が何度も出て、昨年の初戦負けの雪辱。元日本代表CTB島崎文治さんが今年から定期的に指導している。サポートを使って縦へ突破する戦法ができたのはそれからだ。

 もう一つ新しい取り組みもした。接戦のハーフタイム。梅本勝監督は「選手は3分間マッサージを受けた」と明かした。控えがスタメンの足をもんだ。「足が軽くなった」と村田は後半に試合を決めた要因の一つにあげた。2回戦はAシードの御所実(奈良)。足取り軽くぶつかる。

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2016年12月29日のニュース