ロシア当局 ドーピング問題で関与認める 米NYタイムズが報じる

[ 2016年12月28日 12:07 ]

 ロシアの国家ぐるみのドーピング問題で、同国の反ドーピング機関の現責任者が関与を認めたと27日、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)が報じた。同紙とのインタビューでアンナ・アンツェリョビッチ氏が「組織的に行われた」と答え、ロシア当局側が初めて認めたとしている。国家のトップは関与していないと主張している。

 ロシアは世界反ドーピング機関(WADA)の調査チームから7月に国家ぐるみのドーピングを認定された。今年のリオデジャネイロ五輪は条件付きで出場が認められたが、リオデジャネイロ・パラリンピックには参加できなかった。

 WADAの調査チームは今月に出した最終報告書で組織的な隠蔽に関与または恩恵を受けていたロシア選手は千人を超えると結論づけた。ロシア・スポーツ省は国ぐるみの関与を否定している。(共同)

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2016年12月28日のニュース