13歳・張本 準決勝で力負け 最年少代表入りの可能性は残す

[ 2016年12月26日 05:30 ]

 卓球の世界選手権個人戦男女代表選考会は25日は福島・郡山総合体育館などで行われ、男子決勝で松平健太(ホリプロ)が大島祐哉(ファースト)に4−3で勝ち、代表入りを決めた。

 世界ジュニア選手権2冠で13歳の張本智和(エリートアカデミー)は準決勝で大島に1−4で敗れた。女子は加藤美優(吉祥寺ク)が優勝し代表権をつかんだ。世界選手権は来年5月29日からドイツのデュッセルドルフで行われる。シングルス代表はこの2人を含めた男女各5人で、来年1月の全日本選手権シングルスの優勝者や世界ランキング上位選手、国際大会の成績などを考慮した強化本部の推薦などで選ばれる。

 13歳の張本は今年2〜3月の世界選手権団体戦銀メダルの22歳、大島に力負けした。バックハンドは互角に渡り合ったが、フォアの勝負では分が悪く、1−1から3ゲーム連続で失った。「もしかしたら(勝てるかも)と思ってミスが増えてしまった」と悔やんだ。世界選手権の代表発表は来年1月の全日本選手権後に行われる。張本は史上最年少代表となる可能性を残している。年末年始は約1週間、中国四川省で合宿する予定で「全日本選手権はジュニアで優勝し、一般の部はベスト8以上」と目標を掲げた。

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2016年12月26日のニュース