奈紗、ダンロップと契約 マネジメントも関連会社に

[ 2016年12月22日 06:22 ]

 女子ゴルフの日本女子オープンで史上初のアマチュア優勝を飾り、プロ転向を果たした畑岡奈紗(17=フリー)がダンロップスポーツと用具契約を結ぶことが21日、分かった。関連会社のダンロップスポーツ・エンタープライズとマネジメント契約を締結することも決まり、年明けにも発表される見通し。来年1月開幕の米ツアー新シーズンに向けて準備が整いつつある。

 史上初の快挙に沸いた10月の日本女子オープンから2カ月。プロ転向を果たした畑岡がついに“相棒”を決めた。クラブやキャップなどのゴルフ用具はダンロップスポーツ、マネジメントはダンロップスポーツ・エンタープライズとそれぞれ契約する意向を固め、18歳の誕生日である1月13日にも正式に発表される見通しとなった。

 10月にプロ転向を表明後、畑岡の元には複数のクラブメーカーから契約のオファーが舞い込んだ。実際に数社のクラブをテストしたが、アマチュア時代からダンロップスポーツのスリクソンシリーズを愛用し、優勝した日本女子オープンや14位で米ツアーへの切符をつかんだ予選会でも使用したクラブがやはり最終的に手になじんだ。同シリーズは畑岡にとって憧れの一人でもある松山英樹も使用していることでも知られる。

 さらに、マネジメント契約は、師事する中嶋常幸と同じダンロップスポーツ・エンタープライズに任せることが決定。中嶋もダンロップスポーツと用具契約を結んでいるだけに、関係者は「中嶋さんが契約していることが大きかったのでは」と話した。米ツアー参戦にあたっては米ロサンゼルス在住で29歳の日本人女性が現場マネジャーとして同行するため、同社は日本における窓口としての役割を担うこととなりそうだ。

 今後は26日からマレーシアで合宿を敢行し、来年1月末に開幕する米ツアーの新シーズンに向け練習を積む。かねて来季の目標は「シード権獲得とできれば1勝」を掲げているが、その実現のため着々と準備を進めている。

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2016年12月22日のニュース