専大・福山聖和 藤島部屋入門 宇良より早く居反り決める

[ 2016年12月14日 05:30 ]

師匠となる藤島親方(左)と入門会見を行った専大4年の福山聖和
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 今年の全国学生相撲個人体重別選手権100キロ級で3位となった専大相撲部4年の福山聖和(せな、21)が13日、神奈川県川崎市内で会見を行い、大相撲の藤島部屋に入門することを発表した。来年3月の春場所前の前相撲から初土俵を踏む予定。

 相撲が盛んな鹿児島県奄美大島出身。地元で相撲クラブを立ち上げた父・義久さんの影響で2歳からまわしを締め、鹿児島商、専大で稽古を積んできた。身長1メートル72、体重100キロと小兵のため当初は「プロでは通用しない」と考えていたが、今春に藤島部屋の合宿に参加し「興味が湧いてきた」と心変わり。「地元に愛される力士になりたい」と一念発起した。

 学生時にはアクロバティックな奇手・居反りを複数回決めた実績もある。角界入り後は宇良もまだ居反りを決めていないだけに「基本的には押しから入るが、たまには魅せる技も出したい」と意気込む。

 聖和という名の由来は父がファンだったF1ドライバーのアイルトン・セナから。「地元の先輩の里山関みたいに相手の懐に潜り、なおかつ馬力のある相撲を取りたい」と、スピード感あふれる取り口で角界に新風を吹き込むことを誓った。

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2016年12月14日のニュース