正代 地元・熊本慰問で同級生と再会「中2の時、好きでした」

[ 2016年12月13日 05:30 ]

正代にサインをもらうため地元ファンが長蛇の列を作る
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 大相撲の幕内力士が12日、熊本地震で大きな被害を受けた熊本県内の4カ所を慰問し、幕内・正代(25)が故郷の宇土市に凱旋した。2000人を超える地元の人たちが集まった市民体育館で一人一人丁寧にサインや写真撮影に応じていた“ご当地力士”だったが、イベント終了間近に表情が突然、変わった。そして出た言葉は「中学2年の時、好きでした」――。

 自身の前に現れた美女は鶴城中2年時に同じクラスだった下山史華さん。相撲に明け暮れていた当時は思いを告げることはできなかったが、地元のヒーローとなった今は違う。10年ぶりの再会で「頑張ってね」と励まされると当時の気持ちが自然と口に出てしまった。だが、よく見ると彼女が抱っこしているのは生後8カ月の赤ちゃん…。既に結婚し、子宝にも恵まれた史華さんは中学時代の正代について「友達がケンカしているといつも止める優しい人だった」と青春時代を懐かしんだ。

 かつての恋はかなわぬままに終わった正代だが、すぐに気持ちを切り替えた。「少しずつ復興は進んでいる。これからも土俵上で自分の相撲を取りたい」。新三役が決定的の来年初場所(1月8日初日、両国国技館)で活躍し、本業で地元を勇気づけることを誓った。

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2016年12月13日のニュース