宮原2大会連続2位 会心演技で出たガッツポーズは練習していた

[ 2016年12月12日 05:55 ]

フィギュアスケート GPファイナル最終日 ( 2016年12月10日    フランス・マルセイユ )

会心の演技にガッツポーズの宮原
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 女子フリーで、SP3位の宮原知子(18=関大)がフリー2位の143・69点、合計218・33点でともに自己ベストをマークし、2大会連続の2位となった。今季GPシリーズ2戦で優勝のなかった日本女子のエースは、ジャンプをほぼミスなしでまとめ、「ミス・パーフェクト」復活をアピールした。

 会心の演技だった。めったに感情を表に出さない宮原が、滑り終えると珍しく両拳を振り上げてガッツポーズを作った。うれしさが自然にあふれたのかと思いきや「ガッツポーズした方がいいんじゃないかと先生(浜田美栄コーチ)に言われて、よかったらしようかなと思っていました」。実はガッツポーズも台本通りの会心の演技だった。

 持ち味のスピードに乗って、ルッツ―トーループの2連続3回転などジャンプを次々と決めた。「スター・ウォーズ」の曲に合わせ、テーマの「強い女性」を演じきった。終わってみればジャンプのミスは回転不足が1つあっただけ。「ミス・パーフェクト」と呼ばれる安定感抜群の演技で、昨季の四大陸選手権で出した自己ベストをフリーで1・26点、合計で3・42点更新。「今季一番思い切って滑ることができました。完璧ではないけれど、よかったです。140点台が出て、すごくうれしかった」とほほ笑んだ。

 まじめで勤勉だが、感情を表現することが苦手だ。それはスケートの表現力にも反映され、演技点でライバルに後れをとっていた。今オフは世界的なバレリーナ吉田都さんのもとでバレエを習うなど表現力向上にも力を注いだ。感情の発露を促すために、あのガッツポーズもひそかに練習していた。浜田コーチは「何でも練習しないとできないけれど、練習はきっちりできる子。いつもより張り切ってできていました。練習はウソをつかない」と言って目を細めた。

 そんな努力は演技点に成果として出ている。自己最高だった2週前のNHK杯を1・26点上回る70・45点で、全体でも優勝したメドベージェワに次ぐ2番手。宮原は「頑張って顔をつくることもできました」とはにかみながら胸を張った。

 昨季の世界選手権では前年2位から5位に沈み、今季の序盤戦も苦しんだが、復調のきっかけをつかんだ。「しっかり自分の演技ができれば、表彰台は目指せる。今回少し自信につながりました」。そう話す声はいつもより少し大きかった。

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