沙羅「分からない」失速3位 ニッカネン超え47勝目はお預け

[ 2016年12月11日 05:30 ]

ノルディックスキー W杯ジャンプ女子第3戦 ( 2016年12月10日    ロシア・ニジニタギル=HS100メートル、K点90メートル )

W杯ジャンプ女子個人第3戦で2回目の飛躍を終えた高梨沙羅
Photo By 共同

 昨季総合女王の高梨沙羅(20=クラレ)は102メートル、86メートルの218・3点で3位に終わり、開幕3連勝を逃した。高梨は1回目に最長不倒をマークしてトップに立ったものの、2回目は風でバランスを崩した。22歳のマーレン・ルンビー(ノルウェー)が1回目の6位から逆転し、229・6点でW杯初勝利を挙げた。2戦連続2位の伊藤有希(22=土屋ホーム)は87・5メートル、88メートルの214・2点で4位だった。

 まさかの失速だった。高梨はめまぐるしく風向きが変わる条件で迎えた2回目、K点(90メートル)の手前に着地した。1回目でトップに立ちながら、3位に落ち「自分でもちょっと、何があったのか分からない」と困惑の表情を浮かべた。

 1回目は向かい風を捉えてただ一人ヒルサイズを越え、“定位置”で通過。2回目は空中で姿勢がぶれ、気まぐれな風に足をすくわれた形となったが、「感覚としては(ジャンプ台に)合わせられた」と振り返り、「トップ選手はどんな難しい条件でも距離を伸ばせる」と言い訳はしなかった。

 「父親からよく話を聞いている」という“鳥人”ニッカネン(フィンランド)のW杯通算勝利数(46)に並んで迎えた一戦。練習を行った9日のニジニタギルは氷点下20度を下回る寒さに見舞われた。「自分で考えていることを体にリンクさせることが難しくなる。イメージとずれもある」と語っていたが、10日は寒さが多少、緩んだとはいえ環境に適応する難しさは変わらなかった。航空機のトラブルで、現地入りが1日遅れるハプニングもあった。

 そんな中で優勝は逃したものの表彰台の一角は確保した。昨季W杯総合女王は「ジャンプ台の感覚は合わせられた。いい天気で気持ちよく飛んで、ロシアから日本に帰りたい」と11日の第4戦へ気持ちを切り替えた。

 ▼高梨のW杯勝利 初優勝は11~12年シーズンで、12年3月3日の蔵王大会。12~13年は4連勝を含む8勝、13~14年は7連勝を含む15勝、14~15年は6勝、15~16年は10連勝を含む14勝。今季2勝

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「NBA」特集記事

2016年12月11日のニュース