小平 圧巻のW杯4戦全勝「まだまだ伸びる」

[ 2016年12月11日 05:30 ]

スピードスケートW杯第4戦 ( 2016年12月9日    オランダ・ヘーレンフェイン )

女子500メートルで優勝し表彰台で笑顔を見せる小平奈緒(中央)、3位の辻麻希(右)
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 第1日は9日に行われ、女子500メートルで小平奈緒(30=相沢病院)が37秒69の好記録で優勝した。今季ここまで出場した4レースで全勝となった。辻麻希(31=開西病院)が37秒97で3位。郷亜里砂(28=イヨテツク)は7位、神谷衣理那(23=高堂建設)は13位だった。団体追い抜きは高木美帆、佐藤綾乃、高木菜那で組んだ女子が2分59秒51で2連勝を飾った。男子は4位。男子500メートルの村上右磨は9位だった。10日の第2日では女子1500メートルで高木美が1分56秒08の3位に入った。

 昨季まで2シーズンを過ごしたオランダで圧巻のレースを披露した。今季の女子500メートルで負けなしの小平が37秒69の好タイムで、またも表彰台の中央に立った。「成長した姿を見せられて良かった」と相好を崩した。

 同走した世界記録保持者、李(イ)相(サン)花(ファ)との争いに完勝した。100メートルの通過は、スタートダッシュが武器の強敵と互角の10秒4。この後は現在の勢いの差がはっきりと出た。小平がぐんぐん加速して突き放し、低地リンクでの自己ベストという記録に「まずまず」とうなずいた。

 W杯での連勝にはこだわらず、来年2月以降の大会を視野に調整を優先して第3戦は遠征に参加しなかった。その大会で、日本勢はメダルラッシュ。「勢いを自分への追い風にしたい」と話していた30歳のエースは、これで出場4レースで全勝。きっちりと実力を示した。

 ポイントで決まるシーズンの種目別総合優勝が視界に入る。2季前に初めて達成した時は12レースで1勝だったが、既に4勝と内容が濃い。簡単には出なかった37秒台のタイムも、今年は10月の全日本距離別選手権を含めて既に3度と、高い水準を保っている。

 ただ、2年前に同じヘーレンフェインで行われたW杯では、ほぼ同じ37秒70で滑って2位だった。リンクが全面改修を経た後とあって単純比較はできないが、絶対的な力がついたとも言い切れない。30歳のエースに満足する様子はなく「まだまだ伸びる感覚がある」と変わらぬ向上心をのぞかせた。

 ▼小平奈緒の五輪成績 10年バンクーバーは500メートル12位、1000メートル、1500メートルはいずれも5位。団体追い抜きは日本女子初の表彰台となった銀。14年ソチは500メートルで5位、1000メートルは13位

 ▽スピードスケートのW杯4連勝 日本勢では男子の清水宏保が500メートルで95年と01年に4連勝を飾っている。今回の小平は日本勢3人目、女子では初めてとなるW杯3連勝の後、欠場を挟んでの出場試合4連勝だった。

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