五輪バレー会場見直し問題 「横浜開催難しい」と市長が認識

[ 2016年12月7日 18:35 ]

 2020年東京五輪・パラリンピックのバレーボール会場を「横浜アリーナ」にする案について、横浜市の林文子市長は7日の定例記者会見で「時間的に厳しく、かなり難しい」との認識を示した。国内外の競技団体が「有明アリーナ」(東京都江東区)での開催を希望していることを理由に挙げた。

 林市長は「競技団体が納得するのが一番いい」とした上で、短期間で競技団体の考えを変えることは困難との見方を表明。都の調査チームが、横浜アリーナ周辺の民有地活用を検討していることに対しては「(五輪開催まで)いい土地を何も使わないで固定しておくことは難しい」と述べた。

 市によると、都の五輪担当者が7日、横浜市を訪れ、11月に国際オリンピック委員会(IOC)が「横浜アリーナ」を視察した際の経過を確認し、今後のスケジュールを報告した。

 市には11月29日以降、電話で計318件の意見が寄せられた。202件が「横浜開催は迷惑ではない」などと開催に賛成の内容で、45件が反対だった。

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2016年12月7日のニュース