西本が初優勝 違法カジノ問題で代表から除外も「結果としてはいい1年」

[ 2016年12月4日 16:52 ]

 バドミントンの全日本総合選手権最終日は4日、東京・代々木第2体育館で行われ、男子シングルス決勝は、4月に違法カジノ問題で日本代表から除外された西本拳太(中大)が坂井一将(日本ユニシス)を2―1(16―21、22―20、21―8)で下して初優勝した。学生としては00年の舛田圭太(日体大)以来16年ぶりの優勝となった。

 第1ゲームを16―21で落とし、第2ゲームも14―17とリードを許したところで「開き直った」。持ち味の粘り強いレシーブからリズムを取り戻して逆転し、「この1年この大会を目標に頑張ってきたのでうれしい」と歓喜に浸った。

 4月に桃田賢斗と田児賢一の違法賭博問題が発覚した際、田児と一緒に違法カジノ店に出入りしたことを自己申告。日本協会から代表指定解除の処分、中大からは1カ月の活動停止処分を受けた。

 「いろいろあったけれど、結果としてはいい1年になった」。無期限活動停止中の元日本代表エース桃田とは同学年で、小学生以来一度も勝ったことはない。来年は桃田が復帰する可能性が高いが「桃田を倒して本当の日本一になりたい」と対戦を待ち望んでいた。

 

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2016年12月4日のニュース