バックス 昨季王者キャブスに快勝、アンテトクンポ34得点12R

[ 2016年11月30日 15:27 ]

自己最多タイの34得点をマークしたバックスのアンテトクンポ(AP)
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 NBAは29日に各地で6試合を行い、バックスは地元ミルウォーキーで昨季王者のキャバリアーズを118―101(前半58―54)で下して8勝8敗。ギリシャ出身の大型万能フォワード、ヤニス・アンテトクンポ(21歳=2メートル11)が自己記録に並ぶ34得点、12リバウンドと5スティールをマークし、チームはここ4戦で3勝目を飾った。

 キャバリアーズの連勝は4で止まって13勝3敗。レブロン・ジェームズ(31歳)は22得点、カイリー・アービング(24歳)は20得点を稼いだが、第3Qで20―34と後手に回って点差はじりじりと開いていった。

 7連敗中だったネッツは地元ブルックリンでクリッパーズを再延長の末に127―122(前半53―65、延長11―11、再延長9―4)で振り切って5勝12敗。ドラフト外入団でNBA3季目を迎えているガードのショーン・キルパトリック(26歳)が自己最多の38得点、14リバウンドをマークしてチームを引っ張った。シンシナティ大出身で、NBA傘下のマイナーリーグ(Dリーグ)上がりの同選手はこれがまだNBA52試合目。しかしこの日は第3Q以降に31得点を集中させるなど、土壇場でも戦力になれることを証明した。

 主力フォワードのブレイク・グリフィン(27歳)を休養させたクリッパーズは第3Qの序盤で一時18点をリードしながら追いつかれて苦杯。クリス・ポール(31歳)は26得点、13アシストを記録したが、グリフィンに代わって先発したベテランのポール・ピアース(39歳)は29分の出場で5得点に終わった。ドック・リバース監督(55歳)は最初の延長で審判に暴言を吐いて退場処分。チームは3連敗を喫して14勝5敗となった。

 スパーズは地元サンアントニオでマジックに83―95(前半43―45)で敗れて14勝4敗。カワイ・レナード(25歳)は21得点をマークしたものの、連勝は9でストップした。

 スパーズは今季のロードでは10戦全勝だがホームでは4勝4敗。この日は今季ワーストとなる19回のターンオーバーを犯して敗れ去った。

 マジックは7勝11敗。サージ・イバカ(27歳)が18得点、ベンチから出たニコラ・ブーチェビッチ(26歳)が12得点と10リバウンドを稼ぎ、2010年12月23日以来、約6年ぶりにこのカードで白星を挙げた。

 得点部門で1位(32・1)となっているペリカンズのアンソニー・デービス(23歳)は地元ニューオーリンズで行われたレイカーズ戦で41得点、16リバウンド、4スティール、2ブロックショットを記録してチームをけん引。今季初先発となった主力ガードのジュルー・ホリデー(26歳)は22得点をマークしてチームの3連敗を阻止した。

 レイカーズは9勝10敗。今季14・1得点を挙げていたガードのニック・ヤング(31歳)は先発したもののわずか2分で右足のアキレス腱を痛めてダウン。30日に精密検査を受けることになった。

 <その他の結果>

ピストンズ(9勝10敗)112―89ホーネッツ(10勝8敗)、ジャズ(11勝8敗)120―101ロケッツ(11勝7敗)

 <1日のテレビ中継>ティンバーウルブス―ニックス

 WOWOWライブ 10時~

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