事故で長男失ったパラ・山本、飲酒運転の撲滅を訴える

[ 2016年11月30日 11:01 ]

 リオデジャネイロ・パラリンピック陸上男子の車いすマラソンに出場した山本浩之(50)=福岡市=が30日、福岡県警東署の一日署長に就任した。東署による福岡市東区での年末年始特別警戒出動式の一環。

 山本は2011年に長男寛大さん=当時(16)=を失う原因となった飲酒運転の撲滅を訴えてきた。

 寛大さんは福岡県粕屋町で飲酒運転の車にはねられ亡くなった。山本は飲酒運転防止を呼び掛けるステッカーを車いすに貼り各地の大会を走るなど、妻美也子さん(48)と共に積極的に活動してきた。

 東区では06年、飲酒運転の乗用車がRVに追突し、幼児3人が死亡した事故が起きている。

 福岡県警は今年、10月末時点で1166件の飲酒運転を摘発している。

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2016年11月30日のニュース