あだ名は「デカ」、刑事がGP初表彰台「緊張感を力に変えられた」

[ 2016年11月26日 22:32 ]

フィギュアスケートGPシリーズ最終戦、NHK杯男子フリー ( 2016年11月26日    札幌・真駒内セキスイハイムアリーナ )

<NHK杯男子フリー>会心の演技で3位に入った田中
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 刑事が表彰台を確保した。フィギュアスケートのNHK杯の男子で田中刑事(22=倉敷芸術科学大)が自己ベストの合計248・44点をマークして3位に入った。シニアのGPシリーズ4戦目で初めて表彰台に上がり、「緊張感を力に変えられた」と胸を張った。

 正義感の強い子になってほしいという両親の思いから「刑事」と名付けられた。ニックネームは「デカ」だ。「先輩や友達から言われますね」と笑う。

 この日のフリーは冒頭の4回転サルコーで手をついたものの、続く4回転サルコーと2回転トーループのコンビネーションを着氷。最後まで大きなミスなくまとめ、イタリアの映画監督フェデリコ・フェリーニの音楽メドレーを演じきった。

 年末には全日本選手権が控える。「こういう演技を続けていかないといけない」。最大目標はもちろん、18年平昌五輪。「しっかり狙いたいけど、まだまだ足りないものがある」。羽生結弦と同学年のデカが、五輪というターゲットを追う。

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