稀勢の里 初の年間最多勝、日本勢18年ぶり 優勝なしでは初

[ 2016年11月26日 19:52 ]

大相撲九州場所14日目 ( 2016年11月26日    福岡国際センター )

照ノ富士(左)を寄り切りで破った稀勢の里
Photo By 共同

 大相撲九州場所14日目の26日、稀勢の里が大関対決で照ノ富士に勝って今年の68勝目を挙げ、自身初の年間最多勝を確定させた。2位は横綱日馬富士で67勝。日本出身力士の最多勝は1998年の3代目若乃花(98年に横綱昇進)以来、18年ぶり。秋場所を全休した横綱白鵬の連続最多勝は9年連続で途絶えた。

 稀勢の里は年6場所制となった58年以降で初めて、優勝なしでの年間最多勝となった。単独トップの懸かる千秋楽へ向け、「残り1番しっかり勝つだけ」と話した。八角理事長(元横綱北勝海)は「地力がある証拠だ。1回くらい優勝してもおかしくない。本人が一番もどかしいはずだ」と稀勢の里を思いやった。

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