みうみま 南ア遠征出発できず…入国書類に不備、羽田足止め

[ 2016年11月26日 06:36 ]

書類の不備により出発できず、フライトキャンセルの手続きで疲れた表情を見せる伊藤美誠(右)と平野美宇
Photo By スポニチ

 まさかの足止めだ!卓球の世界ジュニア選手権(30日開幕、ケープタウン)に出場する伊藤美誠(スターツ)、平野美宇(エリートアカデミー)ら女子代表4選手が、書類不備のために出発キャンセルになるアクシデントに見舞われた。

 4人は26日未明に羽田空港から出発予定だったが、空港で南アフリカ入国のための書類に不備があることが判明。同国では15年6月1日以降、18歳以下の未成年者が入国する際に必要書類の提出を義務づけているが、4人の書類に公証役場の印がなく、日本卓球協会も含めてこれを認識していなかったものとみられる。

 昨年はパリの同時多発テロの影響で派遣が見送られた同選手権に向け「悔しかった。今年は4種目全部でメダルを獲りたい」と意気込みを語った伊藤も、出発延期となり疲労困憊(こんぱい)の表情。役所から書類を取り寄せる必要があるため、出発は最短でも週明け月曜日の28日となる見込み。

 昨年の派遣中止もあり、伊藤は「世界ジュニアはいつもこうなる。疲れました」と最後は開き直りの笑みも浮かべる始末。調整に狂いが生じることは避けられず、日本人初のシングルスやダブルスの金メダル獲得に黄信号がともった。

続きを表示

2016年11月26日のニュース