【内藤雄士の目】松山&石川 調子上がらない要因は風?

[ 2016年11月26日 07:25 ]

男子ゴルフ 国・地域別対抗戦W杯 第2日 ( 2016年11月25日    オーストラリア・メルボルン キングストン・ヒースGC=7111ヤード、パー72 )

4番、バーディーパットを沈めて石川(右)とグータッチをかわす松山
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 松山も石川もショットの調子は万全と言えないかもしれないが、スイングもタイミングも決して悪くない。調子が上がらないと感じる要因の一つは風ではないかと思う。

 キングストン・ヒースGCは風が強いだけでなく、風向きが微妙に変わる。風向きが変わればショットへの影響の仕方も全く変わってくる。考えることが多くなるし、気持ちよくスイングさせてもらえない。

 チーム戦の難しさもストレスになっているのではないか。個人戦と違いパートナーのことを考えながらプレーしなければいけない。だから自分のゴルフに集中し切れていないのだろう。

 首位とは6打差がついた。優勝するためにはスコアを伸ばしにくいフォアサムの3日目にいかに伸ばせるかが鍵になる。そのためにはどうホールを攻略するか、事前に作戦を立てることが重要。松山はアイアンショットの精度が高く、石川はパットが好調でドライバーの飛距離も出る。初日の反省も踏まえて、それぞれのストロングポイントを生かすための作戦を練り直して臨んでほしい。(ツアープロコーチ)

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2016年11月26日のニュース