沙保里コーチが初指導 女子日本代表合宿「難しいが、やりがい」

[ 2016年11月24日 18:41 ]

向田真優(右)を指導する吉田沙保里兼任コーチ
Photo By 共同

 レスリングの男女合同の日本代表合宿が24日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)で始まり、女子代表コーチ兼任で現役を続けるリオデジャネイロ五輪53キロ級銀メダルの吉田沙保里(至学館大職)が初指導した。「選手を教えるのは難しいが、やりがいはある」と充実の様子だった。

 吉田は選手とトレーニングをした後、技術指導を行った。タックルを教わったリオ五輪69キロ級金メダルの土性沙羅(至学館大)は「新鮮な感じがして、頼れるコーチ。自分はもっと強くなれると思う」と話した。

 リオ五輪で4連覇を逃した吉田は、2020年東京五輪に向けて「自分を倒す選手が出てくればうれしい」と若手の成長に期待した。リオ五輪女王で63キロ級の川井梨紗子(至学館大)は「自分たちが代表を引っ張る」と責任感を口にし、48キロ級の登坂絵莉(東新住建)も「吉田コーチの存在感に負けないように頑張る」と気を引き締めた。

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2016年11月24日のニュース