ショート女子強化選手、斎藤がスケート教室 小学生30人指導

[ 2016年11月21日 17:40 ]

スピードスケートの滑り方を教える斎藤選手(左)
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 スピードスケート・ショートトラックのW杯第2戦・女子1500メートルで4位入賞した斎藤仁美(26=オーエンス)が19日、栃木・宇都宮スケートセンターで同市内の小学生約30人を対象としたスピードスケート教室にゲスト出演した。

 斎藤は現在、日本スケート連盟の女子ナショナル強化選手として18年2月の韓国・平昌冬季五輪に向けて日本代表入りを目指し、W杯出場やトレーニングを行っている。同センターでの教室は今回で3回目となる。

 教室では基本動作や滑り方、カーブでのクロスなどについて指導。後半には、グループに分かれてのリレー対決を行ったほか、斎藤自らが滑りを披露すると子どもたちからは大きな拍手と歓声があがった。

 教室に参加した同市内の小学4年生の大石小百合さんは「斎藤選手にスケートの滑り方を教わることができて、楽しかった。斎藤選手も私と同じ小学4年からスケートを始めたと言っていたので、もっと練習してスケートをうまくなりたい」と、憧れの斎藤からの指導に満面の笑みを浮かべた。

 スピードスケート教室を終えた斎藤は「スケート教室というとフィギュアの教室が多いと思います。スピードスケート教室となると少し専門的になるので、そこをどうアプローチすればいいかとこれまで2回やってきて、毎回悩むところなんです。子どもたちには、この教室をきっかけにショートトラックという競技に興味をもってくれれば嬉しいです。ショートトラックは人と競う競技なので、自分のベストを尽くせば勝てるわけではなくて、相手との駆け引きが競技者としての醍醐味だし、面白いところです」と、一生懸命に滑りを学んだ子どもたちにショートトラックの楽しさ、魅力を伝えられたようだ。

 斎藤に今後の目標について聞いてみると「ソチ五輪の時に次点で凄く悔しい思いをして、競技を続けるか悩みました。続けるなら平昌でメダルを狙えるぐらいになろうと。まずは来季、日本代表として確実に選ばれることを目標にして、出場したらリレーでメダルを狙いたい。そのためにも今季、世界選手権の個人戦でメダルを獲りたいですね」と今後の活躍を誓った。

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2016年11月21日のニュース