宇良 7連勝で2敗守る、十両優勝向け「意識した方がいいかも」

[ 2016年11月21日 16:34 ]

大相撲九州場所9日目 ( 2016年11月21日    福岡国際センター )

 十両の宇良が7連勝で2敗を守った。我慢しながら勝機を逃さなかった。立ち合いから阿武咲の突き押し、張り手をくらいながら低い姿勢をキープ。一時的に両者動きが止まった後、阿武咲が引いたところで飛び込み、いっきに前へ。土俵際で右から突き落とされそうになったが、きわどいタイミングで寄り切った。

 張り手については「痛かった」と苦笑い。首位と1差を守り、優勝争いを繰り広げていることにも言及。「先場所以外は、なんやかんやといって全部地味に(優勝に)からんでいる。そろそろ意識した方がいいかも」。十両昇進後、これまで優勝を意識した発言はなかったが、ついに解禁。取組後に先場所痛めた左手首や甲を気にする様子もあり心配されるが、気持ちは初優勝へ前向きになってきた。

 十両は大砂嵐が1敗で首位。宇良ら3人が1差で追走している。

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2016年11月21日のニュース