坂本花織が初V 16歳ホープは平昌五輪へ夢膨らむ

[ 2016年11月21日 05:30 ]

フィギュアスケート 全日本ジュニア選手権最終日 ( 2016年11月20日    札幌市月寒体育館 )

女子で優勝した坂本花織のフリー
Photo By 共同

 女子はSP1位の16歳、坂本花織(神戸FSC)がフリーで2位の124・52点をマークし、非公認ながら自己ベストを上回る合計191・97点で初優勝した。世界ジュニア女王でSP2位の15歳、本田真凜(大阪・関大中)はフリーで111・37点の6位に沈み、合計176・23点で3位だった。SP4位の14歳、紀平梨花(関大KFSC)はフリー14位で合計153・73点の11位にとどまった。男子は友野一希(大阪・浪速高)がSP、フリーともに1位の合計207・85点で優勝。島田高志郎(岡山・就実中)が198・20点の2位だった。

 初優勝を飾った坂本は、14年が2位、昨年はケガの影響で5位だっただけに「昨年の悔しさがあったからこそ思い切りできた」と柔らかな笑みを浮かべた。冒頭のフリップ―トーループの2連続3回転ジャンプを鮮やかに決めた。幼少期は「移動手段は(歩きではなく)ジャンプ」だったという。「(普段から)ぴょんぴょん跳ねていたので、小さい頃から鍛えられたのかな」と自己分析する。世界ジュニア女王の本田や紀平、白岩らとの激戦を制した16歳のホープは、平昌(ピョンチャン)冬季五輪へ夢を膨らませる。

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2016年11月21日のニュース