ソフトテニス10度目V オールスポーツマンゴルフ

[ 2016年11月15日 05:30 ]

スポニチ主催第59回オールスポーツマンゴルフ ( 2016年11月14日    埼玉県飯能市平松 久邇カントリークラブ )

団体の部で優勝したソフトテニスの(左から)橋本茂樹、神崎公宏、西田豊明、山口眞護、中津川澄男

 59回目を迎えた伝統の大会が行われ、32団体(団体戦は30団体)148人の新ペリア方式により熱戦が繰り広げられた。団体戦はソフトテニスが6年ぶり10度目の優勝。個人戦は卓球の坂口信豊(66)がグロス81、ネット70・2で制し、水野健次郎杯を獲得。65歳以上の選手が対象の高石真五郎杯も、坂口が手にして2冠を達成した。

 小春日和の中で行われた熱戦を制したソフトテニスの5人は表彰台で満面の笑みを見せた。通算3度目の出場となった神崎公宏がこの日のベストスコアに並ぶ75をマーク。きょう15日から千葉市内でアジア選手権が開幕するとあって、6年ぶり、しかも節目の10度目の栄冠に「景気づけになりました。15日から千葉で大会が始まるから、そのいいスタートが切れたと思います」と目尻を下げた。

 各選手がグリーンに苦闘する中、「パットが良かった」と序盤で2~3メートルの微妙なパーパットを沈めて流れに乗った。強化委員長を務めた昨年は同大会を欠場。2年ぶりに出番が回ると「足を引っ張らないように練習してきた」と十分に日焼けして、この日に備えてきた。

 後輩の活躍に負けじとリーダー的存在の西田豊明も本領を発揮。神崎と同じ75でチームに貢献。自身通算5度目の表彰台に「びっくり」と目を丸くしたが、「若手が入ってスコアが期待できた。隠しホール次第で優勝できると思っていた」とうなずいた。西の3番パー3は第1打でグリーンを外すと寄せを空振りしてダブルボギーを叩いたが、8番で4メートルを入れてバーディーを奪い立て直した。

 本業では76年の第1回世界選手権王者で、世界断トツの競技人口約300万人を誇る日本ソフトテニス界の象徴的存在。「高校生世代の若い子が強くなってソフトテニスも活気が出てきている」と今後もさらなる競技発展を期待していた。

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2016年11月15日のニュース